神経痛について

神経痛のような症状がある、症状について把握することで原因についても把握がしやすくなります。
例えば、大腿部分にしびれを感じているときや腰の痛みが坐骨神経痛かもしれないなど、その痛みが神経痛のように感じることもあるけれども、これは病名を指すものではなくあくまでも症状を示すもので多くの場合、痛みを引き起こしている病気が存在します。
そのため、原因について知ることや症状について、その対処法を理解することが大切で、痛みが悪化しない段階で早期の対処が欠かせません。

神経痛の症状が出る仕組みについて

神経系は身体の中で情報の伝達を行う組織の総称で、中枢神経および末梢神経の2つに分類されます。

中枢神経では、脳と背骨の中にある脊髄で構成されていて、中枢神経から手足・内臓・皮膚といった具合に身体の様々な部位に網目のように張り巡らされた電線のようなものが末梢神経になります。
末梢神経は、血圧や体温調節、臓器の働きをコントロールしている自律神経や、全身の筋肉を動かす働きを持つ運動神経、痛みおよび触れたときの感触を与える感覚神経などの種類があります。末梢神経の中で、感覚神経に対して何らかの原因で刺激を受けると末梢神経の経路に沿い生じる痛みが神経痛です。