膝関節捻挫とは、レントゲン写真に写る骨以外の組織で膝の関節に大きな外力が加わる部分に対して、関節を動かす役割を持つ靭帯・腱・軟骨・半月板などに損傷が起こる症状です。主に、膝の靭帯が緩んだり断裂するなどの状態を膝関節捻挫と呼びます。ここでは、膝関節捻挫の症状や原因について解説します。
 

膝関節捻挫の症状について

膝には、膝前十字・膝後十字・外側側副・内側側副、4つの靭帯がありますが、外力の方向で損傷する部位も変わります。
 
この4つの中で外側から内側に向けて外力がかかることで生じる内側側副靱帯損傷が最も発症頻度が多く、膝の内側から外側に向けて外力がかかる外側側副靭帯損傷は単独で発症することはありません。
 
なお、膝関節捻挫は強い自覚症状がないとき放置していると膝関節の不安定性が生じるようになり関節軟骨が摩耗することで起きる変形性関節症に繋がることもあるので、膝に強い負荷がかかった後に痛みや腫れなどの症状が起きた際には専門家に相談することも大切です。
 

膝関節捻挫の原因について

主な原因は、スポーツなどにより膝関節に対して直接もしくは間接的に外力が加わったことで生じるものです。直接的に外力が加わるケースはスポーツで膝を捻った際に膝前十字靭帯損傷が起こりやすく、間接的に外力が加わるケースは、ジャンプ着地や走行中に急な方向転換を行った時に膝関節捻挫が起こりやすくなります。
 

膝関節捻挫は当院にお任せください

特にスポーツをする人が膝関節に違和感を覚えたときは、高確率で関節疾患だと考えられます。放置しておくと可動範囲が狭くなり、今後のスポーツにおける活動に支障をきたす可能性があります。
当院では手技・矯正・テーピング・電気など幅広い治療メニューをもとに患者様に最適な治療を計画します。患者様の日々の生活やお仕事などの背景を見据え、痛みが再発しにくい身体づくりをお手伝いいたします。