半月板は膝関節の大腿骨と脛骨の間にある線維軟骨です。内側と外側それぞれにあり、膝にかかる荷重を分散したり、衝撃を吸収したりする働きを持っています。その半月板に亀裂が生じたり欠けたりした状態を半月板損傷といいます。
原因については諸説ありますが、膝に大きな負担をかける動きを長く続けることで半月板の亀裂や断裂が生じるとされています。
スポーツを行っている人が患いやすいイメージがありますが、加齢によって半月板が脆くなった人も損傷のリスクが高いです。中高年層の人が何の前触れもなく、半月板損傷に見舞われることは珍しくないと言えます。
半月板損傷の症状についてよく知られているのはロッキングです。ロッキングは、断裂した半月板の欠片が関節の中に入り込み、動きを妨げます。激痛を伴うので心身への負担が非常に大きいです。
また、俗に「水が溜まる」と称される水腫も半月板損傷の典型的な症状です。損傷した半月板の欠片が周囲の神経を刺激することで体液が過剰に分泌され、膝関節の動きを妨げるほど溜まってしまいます。水腫を放置すると神経や筋肉の働きが阻害され、自力での歩行が不可能になるので注意が必要です。
半月板損傷は放置してしまう期間が長くなればなるほど症状が強くなっていきます。少しでも膝に違和感を覚えたらお早めに当院へご相談ください。
完治・根治・予防の観点から一度治った痛みが再発しないように治療を行います。
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