野球肩について

野球肩とは、野球やソフトボールなどの投球動作に伴って肩関節周辺に発生する痛みの総称で、投球障害肩ともいわれます。

野球の投手に多くみられる症状ですが、テニスやバレーボール、ハンドボールなどの競技でも発症することがあります。

野球肩の原因

野球肩の原因については、ほとんどが肩の使いすぎだと考えられており、投球動作の繰り返しにより肩関節に過剰なストレスがかかって炎症や損傷が起きます。

また、体幹や股関節の柔軟性不足、肩や肩甲骨周囲の筋力不足、不適切な動作フォームなどの要因も絡んでいます。

野球肩の症状には、肩の痛みや違和感・可動域の制限・強張り・腫れなどがあります。特に、肩を上げる動作や投球動作の際に痛みを伴うことが多く、患部に触れると痛みが増すことがあるのが特徴です。

重度の野球肩では、肩関節の脱臼や筋肉の断裂など、深刻な損傷が生じることもあります。

野球肩を改善するためには肩周辺の筋肉にアプローチするだけでなく、全身のバランスを整えることが大切です。

当院では伝統的な手技療法により身体を整え、整った良い状態の身体で正しい動きを行うことにより、治すだけでなく、痛みを予防し、その状態を維持することを目標としております。