扁平足とは、土踏まずが潰れて足裏が平らになった状態です。乳幼児の頃は誰でも扁平足で、大人になるにつれて自然と土踏まずが作られていきます。
病気と呼ばれるほどのトラブルではありませんが、大人になってから扁平足の状態が続くと、足首や膝、腰などに負担がかかりやすくなります。
扁平足になる原因は、足裏のアーチ構造が崩れることだと言われています。足裏のアーチ構造を形成しているのは、靱帯や腱です。靭帯が切れたり緩んだりすることで、扁平足につながります。
アーチ構造を支えている後脛骨筋(こうけいこつきん)という筋肉の腱は、加齢によって変性したり、体重が増えすぎて切れることもあります。これは後脛骨筋腱機能不全と呼ばれるもので、中年以降の女性や肥満体型の人に発症しやすいです。
扁平足の症状は、足関節の靱帯や腱の付着部に痛みや腫れが生じます。特に内側のくるぶし付近が多いですが、足の裏や外側のくるぶし付近に症状が出ることもあります。
症状が悪化すると、歩くことが困難になることもあるため注意が必要です。
扁平足を改善するには、まず下肢のバランスを整えることが大切です。当院では伝統的な手技療法により身体を整え、靱帯や腱に負担がかかりにくい動きを身に付けてもらうことで扁平足を改善していきます。
日常生活のアドバイスや簡単なトレーニング指導も行っておりますので、一緒に早期改善を目指しましょう。
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